パシフィック・リム
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クラリネス王国での暮らしはじめた白雪。
薬剤師の仕事を求めて入った薬局で、彼女は薬草をチェックする子どもに出会う。
彼が宮廷薬剤師と知って驚く白雪に、店主は「クラリネスは優秀であれば、どんな人材でも支援する国だ」と宮廷薬剤師の募集要項をくれた。
薬草を勉強するため、ゼンに見送られてコトの山に来た白雪。
だが、見知らぬ男に襲われる。
彼は稀な赤髪を持つ彼女を金持ちに献上し、褒美を得ようとしていた。
宮廷薬剤師を目指して試験勉強に励む白雪。王宮に呼ばれた彼女は、不眠不休で執務に励むゼンを目にする。
お忍び外出をとがめられたゼンは、反省を態度で示すと執務室にこもり続けていたのだ。
自分の国を知りたい、そのためにゼンは闘っている。
ゼンの姿に白雪は宮廷薬剤師となる決意を強くする。
そんな白雪をゼンに取り入る厄介者と思うハルカ侯は、彼女を遠ざけようと画策する。
宮廷薬剤師見習いの採用試験が始まった。
白雪は薬事棟の花壇で、薬屋で見かけた宮廷薬剤師のリュウに出会う。
彼に採取する時間で薬草の効能が変わることを教えられた白雪は、ここでなら生きた薬学が学べると試験への意気込みを新たにする。
試験内容は薬草園の管理。
夜、薬草園の灯りが気になったゼンが訪れると、白雪がひとりで作業していた。
そこに何者かが現われ、白雪とゼンは薬草園に閉じ込められる。
試験の行方は……。
第1話「出会い…色づく運命」
第2話「辿るは胸の鳴るほうへ」
第3話「約束、輝くその時に」
第4話「芽吹きの協奏曲響く、小さな手」
第5話「この道は予感の結晶」
第6話「意味の背中」
第7話「聞かせて、笑顔の旋律」
第8話「記憶は過去のらせんを描いて…」
第9話「繋がり届く想い」
第10話「心蒼く、もっと深く」
第11話「出会う…初めての色」
第12話「始まりのさようなら」
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